2014年2月21日

またしてもガラパゴスに陥った日本の自転車

前にも書いたことがあるが、日本の自転車業界がなぜ衰退したのか?
それは早い話、国内マーケットをターゲットにしたのか、それとも世界をターゲットにしたのかの差であろう。
かつての日本の自転車技術はかなりの高水準であり繁栄を誇っていたものである。
しかし、古くはカワムラ、山口、セキネ、ゼブラ・・・、記憶に新しいところでは、出来鉄工所、ヨコタとその長い歴史に幕を降ろしてきた。
他のメーカーも名前さえ残っているものの、海外から商品を引っ張ってくるだけの商社化したものや、いつの間にか海外の資本傘下に入り、ゾンビのように生きながらえているものなど、どこの会社とは言わないが、100%自転車稼業で飯が食えるメーカーは皆無に等しい。
そして日本の自転車二大メーカーである、BやPですら、親方の気分次第でどうとでもなってしまう危険性を十分に秘めている。

唯一の例外はシマノだけだろう。
もし万一、明日日本の自転車マーケットがすべて消失したとしても、ここだけは生き残れると思われる。
なぜならシマノの顧客は世界中にいるからだ。

だから、自転車メーカーは今こそ世界に目を向けなければならない。


なぜ突然こんなことを言い始めたかというと、ネットで次のような自転車を見かけたからだ。


2014年2月18日

SRAM 1:1アクチュエーションレシオにまつわる多くの誤解

「スラムのリアディレイラーはワイヤー引き量が1:1です。これは例えばワイヤーを1mm引っ張ると、Rディレイラーのプーリーケージは横方向に1mm動きます。ちなみにシマノは1:2なので2mm動くことになりますので、互換性はありません」

この上記のもっともらしい回答、どこが間違っているところはあるだろうか?


答えは“すべて間違い”である。

2014年2月16日

TIOGA/タイオガ 「シュアーフット・スリム フラットペダル」


自転車のパーツにおいて「コダワリ」を持つべきところ・・・。
それは乗り手とダイレクトに触れ合う部分である、サドル、ハンドル、そしてペダルだ。

これはフィクションサイクル店長がまだ競技選手だったころに先輩から教えられたことだが、いまだに強く印象に残っている。
それから時は経ち、今ではタイムを争って走ることもかなり少なくはなったが、それでもバイクコントロールにストレスを感じないようにと、より良いものをついつい探してしまうクセが付いてしまったようである。
そんな中で久々に使いやすいと感じたペダルがこれだ。

2014年2月15日

2014 commencal/コメンサル 「META HT SX 26」 入荷中


2014 commencal 「META HT SX 26」フレームセット
フィクションサイクル価格 ¥64,800(5%税込)

真打は遅れて登場する
たしか2014年のコメンサルカタログにはこのような決め台詞が書いてあったと思った。

フィクションサイクルでも店長マシンの候補としていち早く発注を入れていたが、まさかここまで遅くなるとは・・・というのが正直な感想。
しかし待っただけのことはあり、マット仕上げのネオンピンクは見る人を魅了してやまない。
このピンク、本当に目がチカチカしてしまうほどの眩しさで、写真を撮ろうにもデジカメのオート機能が誤認識してちゃんと撮影できないほどである。

2013年12月30日

15mmスルーアクスルアダプター 「15mm→9mm変換」


自転車界の本当の巨人といえば、台湾のGIANTではなく、日本の「シマノ」だろう。
こんなことを今更言うのもなんだが、自転車を扱うということは、全てがシマノの利益に繋がっていると言っても過言ではない。

よく安価な通販商品にて「日本ブランドのシマノのパーツを使用しています」という文言があるが、逆にシマノのパーツを一切使用せずに自転車をアッセンブルするためには、やたらと手間がかかり、基準値以下の安物になるか、こだわりの高額商品になるかのどちらかだ。

もし日本の自転車メーカーが、オートバイや自動車のように、強い資本と開発力を持っていたならば、シマノの一人勝ちのような現状は避けられたかもしれないが、残念ながら我々含め自転車に関わるものは、すでにシマノの術中にある。

残念とは言ってみたものの、実はこれが自転車の面白いところであり、各メーカーが挙って共通規格に合わせてくるのだから、ユーザーとしてはアッセンブルする楽しみを簡単に手にすることも可能だ。

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