2016年4月16日

ICAN 「38Cカーボンホイール」入荷しました

前回フィクションサイクルのインプレコーナーに登場した中国ブランドの「ICAN 50C」の38mmハイト版である「38C」が入荷してきたので報告したい。

ICAN 「38Cカーボンホイール」

ICANは日本国内ではほぼ無名であるものの、前回の50Cの仕上がりの良さもあり、とりあえず一定の信頼は置いていいと判断したため、さらに軽量で使い勝手の良さそうなリム高さ38mmの38Cも取り寄せてみたのだ。

2016年4月9日

リアディレーラーのアームが短くても許された時代の話

先日当店に入庫してきた1台のオールドMTB。
アメリカ西海岸の地名を冠した90年代初期のバイクを眺めていると、今とは違った文化背景があったことに気が付かせられる。

25年近い歳月を経た現在でも、倉庫で眠っていた個体は当時の面影を十分に残していたが、特に珍しいのは、リアディレーラーに貼られたまま現存する注意書きステッカーだ。

When determing chain length, do not thread the chain through the rear derailleur.
Add two links to the length of chain that can be wrapped around the largest chainwheel and the largest cog.
Note:The chain may not be tensioned when using the smallest chainwheel and the smallest cog.

[日本語訳]
チェーンの長さを決定する時は、リアディレーラーにチェーンを通さないでください。
チェーンを前後の最大ギアにかけ、2リンクを加えた長さに設定してください。
注意:前後とも最小ギアを使用した場合、チェーンがしっかり引っ張られないことがあります。


2016年4月2日

電動アシスト車のバッテリーを分解してはいけない理由

リチウムイオン二次電池の安全で正しい使い方

01.電池を高温になる場所に放置しない
02.電池を熱源のそばに放置しない
03.取り扱い説明書を読む
04.電池を濡らさない
05.電池は決められた充電器、ACアダプターで充電する
06.電池は充電器や機器に正しく接続する
07.電池を直接電源コンセントやシガレットライターに接続しない
08.電池は高温になる場所での充電はしない
09.電池は火中に投入しない
10.電池はショート(短絡)させない
11.電池に強い衝撃を加えない
12.電池に釘を刺したり、踏みつけたりしない
13.電池に直接ハンダ付けしない
14.電池を電子レンジや高圧容器に入れない
15.熱がこもる場所でのリチウムイオン二次電池の充電はしない
16.電池は分解、改造しない
17.長い時間使用しない時は、電池を機器から取り出す
18.電池を乳幼児のそばに放置しない
19.電池を乳幼児やペットに取り扱わせない
20.使用時間が極端に短くなった電池は使用しない
21.電池の異常に気づいたら使用を中止する
22.電池が液もれしたら火気から遠ざける
23.電池の模造品(にせもの)や改造品に注意
24.電磁調理器の上に置かない
25.膨れた電池を無理やり機器に装着しない

電池工業会 http://www.baj.or.jp/safety/safety16.html

2016年3月23日

2017年モデルは値下げもあり?円安不況のカラクリ

フィクションサイクルの耳にこんな情報が入ってきた。

2017年モデルは前倒しで値下げする。こんなに売れなくなるとは思わなかった

どこのメーカーの何の車種かとか、そんな野暮ったいネタばらしをするつもりはないが、やはり昨年からの円安影響による国内販売価格の一斉値上げの反動は、販売減少というカタチで各メーカーの懐具合にジャブのようにジワジワと効いてきているようだ。

値上げに関しては、原材料の高騰や、為替の影響といった大義名分を振りかざすくせに、値下げのこととなると声の小さくなる自転車業界。
しかし今回ばかりはそうも言っていられないご様子。

値上げして物が売れなくなる、というのは自転車に限らずどこの業界でもあることだ。
その中でも、ほぼ100%近くを海外からの輸入に頼るスポーツ自転車は、外部要因による価格変動に弱い。
さらに、もともと業界が薄利なので、市場価格を調整するキャパシティに乏しく、仕入れ価格の高騰はダイレクトに市場価格へと反映しなければならないのだ。

だから単純に値上がりして消費者が離れて売れなくなったのだが、ではどのくらい自転車を取り巻く経済環境が変わったかといえば次を見て欲しい。

※今回の内容はフィクションを多く含んだ創作話ですのでご注意ください。
※当店は実在する自転車店ではないため、正確な情報は入手できません。

2016年3月22日

パナソニックMTB黄金期を支えた選手たちのサイン

右から、中山誠一郎戸津井俊介南部博子
この色紙は1998年の東京サイクルショーで配布された希少なもので、現存数も少ないハズだ。

チームパナソニックパナレーサーといえばXC部門のエリート集団であり、当時のMTB人気を牽引する存在でもあった。
今で言うなれば、ロードバイクが流行っている以上に、そのブームは熱を帯びていた。

近年ではシクロクロスに強いイメージのあるパナソニック。
豊岡英子や、大学生になった坂口聖香らの輝かしい活躍が目立つが、MTBでのレース活動は皆無に等しい。

正直言って、国内のMTB事情が下火である以上、難しい問題もあるだろうが、できればこの時代のような熱気を、ぜひともまた取り戻して頂きたいと願う。

さらにどうでも良い話だが、
中山選手の写真はもっと相応しいショットはなかったのか?
もう18年間もずっとそう思い続けている。

この色紙のせいで、「中山誠一郎=口からタマシイが抜け出そうな人」という不名誉なイメージが、まだ若かった自分の脳裏に焼きつてしまった。

これと同時期に保管されていたヴィンセント・フラナガン氏のサインは、背景がスタイリッシュであり、「さすがはTREK」と、そのセンスに関心したものだ。

ただそこには「トレック野郎日本一」と本人による達筆な漢字が書かれていたが。

2016年3月17日

実車で見るパナチタン27.5「FXMKT1N」の魅力

パナソニックのMTBといえば、今でこそ影は薄くなったが、かつてはマウンテンキャットで一時代を築き上げるなど、その功績は大きい。
その黄金期には、中山誠一郎、戸津井俊介、南部博子らトップ選手を有するXC強豪チームを持ち、また彼らもパナソニックの自社製バイクで優秀な戦績を残している。

今回インプレに登場するのは、パナソニックチタンMTBの2016最新モデルの「FXMKT1N」だ。
まだデビュー間もない新モデルであり、なおかつチタンマウンテンというマイナージャンルのため、誰も行っていないであろう実車試乗インプレにあえてフィクションサイクルが挑むことにした。

かつての有能なDNAの片鱗はどこに隠されているのか?
カタログの数値だけでは見えてこない純国産チタンフレームの魅力に迫ってみたい。

関連情報
余裕を楽しむ大人のチタンバイク Panasonic「FXMKT1N」
http://fiction-cycles.blogspot.jp/2015/10/panasonic-titan-fxmkt1n.html

パナソニックMTB黄金期を支えた選手たちのサイン
http://fiction-cycles.blogspot.com/2016/03/1998autograph.html

2016年3月13日

ヤマハ発動機株式会社における「PAS」の立ち位置

フィクションサイクルの手元に第81期定時株主総会の招集通知がやってきた。
ヤマハ発動機といえば、今後の四輪事業への参入も期待される、輸送機器ジャンルの「何でも屋」的存在である。
そして何より、電動アシスト自転車のパイオニアであり、自転車屋としてもっとも気になってしまうのは、やはりヤマハ発動機内でのPASの立ち位置だ。

送付された株主総会参考書類に目を通すと、まずPASという単語がほとんど登場しないことに気が付く。

それもそのはずで、ヤマハ発動機全体の2015年度(1~12月)の売上高は1兆6150億円ほど。
その中で電動アシスト自転車事業が割り当てられる「その他の事業」は合計でも、およそ850億円と、巨大企業の様々な事業から見れば、その占める割合は5%ほどしかない。

しかも「その他の事業」には自動車用のエンジンや、産業用ヘリコプターも属しており、純粋なヤマハPAS関連の国内販売だけに絞れば、おそらく売上高は200億円を下回ると見られる。

事業全体の2%にも満たない事業は、株主の関心も低いというのが本音だろう。

2016年3月12日

当店オリジナルステッカーのプレゼントキャンペーン開始

以前「開店3周年記念スペシャル」として、オリジナルステッカーのプレゼントを実施いたしましたが、今回はその第2弾として、新色(マゼンタ)のステッカーをプレゼントいたします。

平成28年3月23日(水)~平成28年4月30日(土)までの期間、フィクションサイクルのWEBサイトで掲載している店長イチオシの商品をお買上げいただいた方の中から抽選で
第2弾FICTION CYCLESオリジナルステッカー」をプレゼント!

前回ゲットした方も、また、ゲット出来なかった方も、この機会に是非、フィクションサイクルの商品リンクをご利用ください!

【ご注意】
※当選発表は厳正な抽選の上、商品の発送をもって発表にかえさせていただきます
※架空のキャンペーンのため、プレゼントに当選することは絶対にありません

2016年3月7日

学生向けの「自転車事故を描いたマンガ」がおもしろい

新入学や新生活に向けての準備を控え、自転車販売店がもっとも繁盛するのがこの3月だ。
特に自転車通学がメインとなる地域では、その忙しさは他の時期とは比較にならないほど過密したものとなる。

それを見越して、交通安全を喚起する冊子やPOPの類も、この時期に毎年様々なものが登場する。
今回フィクションサイクルがサンプルを入手したのは、ある地方都市で作成された交通安全系の啓蒙媒体だ。

2015年6月1日に施行された「正道路交通法(略称:改正道交法)」を受けて、各メディアがこぞって報道してくれたおかげで、この法改正を知らない者など、ほとんど居ないであろう状況だ。

しかし、実際にはその本来の内容を正しく理解している人は少ない。

ご存知のとおり、イヤホンをしての走行や歩道での暴走などは、法律の改正が施行された現在においても、まるで自分だけは関係ないかのように、依然として日常の景色に溶け込んでいる有様だ。

また、普段から目立った違反もなく、日常的に自転車を使用していた人々も、その報道での危機煽る様子に萎縮し、自転車に乗ることに消極的になってしまったとの声も聞いた。
それは主に高齢者の話ではあったが。

2016年3月2日

今、自転車界で「蛍光イエローファッション」が熱い


今26インチのMTBが熱い

いかがだろう、2026年頃のサイクルスポーツ誌の巻頭特集としては、なかなかキャッチーなフレーズだと思う。

冗談はさておき、どんな業界にでもリバイバルブーム(再流行)というものは必ずやってくるものだ。
そのサイクルはファッションで約20年と言われている。
例を出せば、1970年代に流行った「ベルボトム」は90年代中盤に再流行したり、1980年代中盤~1990年代初頭に爆発的に広まったツーブロックヘアは、2010年代に入り再燃したのは記憶に新しいところだろう。

ということであるのなら、現在でも1990年代中盤のブーム再来がどこかにあるハズだ。
それは自転車でも例外ではない。

2016年2月2日

ブリヂストン「EXTENZAチューブ」から漂う既視感の正体

始めに言うと、ブリジストンタイヤはサイクル用タイヤを作ったことが過去に一度も無い、というのが業界内での常識だ。

※ブリヂストンタイヤ=株式会社ブリヂストン

以前まで、いわゆるママチャリ用などの一般タイヤはIRC(井上ゴム工業)のOEM生産が多く、インドネシアが主な生産地であった。
それが最近ではCST(チェンシンタイヤ)への切り替えが進んでおり、上位グレードまでがほぼCSTの生産で、タイヤサイドにはMADE IN CHINAの表記がある。

よくある話で、自転車を買いに来たお客さんが

ブリヂストンの自転車は物が良いのよ、中国製は信用できないわ。特にタイヤメーカーなんだからタイヤは最高のハズよね

と、思わずツッコミたくなる会話は自転車店主なら誰でも耳にしたことがあるだろう。
もちろんこちらも商売なので否定などしないのだが、このようにブリヂストンブランドの持つイメージのチカラは素晴らしいご利益があるのだ。

2016年1月30日

自動車のバッテリー上がりを防ぐアイデアパーツ

フィクションサイクルは自転車店なので、内容のほとんどが自転車関係ではあるものの、こんな便利グッズを発見したので紹介したい。

自転車が趣味な人でも、イベントなどへの移動はさすがに自“動”車を使うだろう。
もちろん、会場まで絶対に自走するという強者もいるとは思うし、フィクションサイクル店長が知っている強豪選手達には自走派が少なからず存在する。

今回はその話は置いておくが、なぜ自動車用のパーツなのかといえば、前回あるレースイベントにブースを出店した時、ルームランプを前日から点けっぱなしで駐車していまい、撤収時にバッテリー上がりという手痛い目にあったからだ。

自動車メーカーによっては古くから「ルームランプの自動消灯機能」が採用されている車種もあるのだが、残念なことに今回の車両にはそれがなかった。
バッテリー上がりは近代車にとって致命的な問題でもあるにも関わらず、この機能はまだ一般的ではない。
「どうでもいい機能」といっては失礼だが、他の快適装備を犠牲にしてでも全車標準装備にでもして頂きたい気もする。
もちろんコスト面や、そもそもユーザー側の不手際が原因なので、そう強気に言えたものではないが。

2016年1月15日

まったく練習せずにロードバイクで速く走ることは可能か?

正直に申し上げて、フィクションサイクルの店長は練習嫌いである。
と言いながらも、相手に競り勝つことは大好きだ。
特にゴールラインをトップで通過し、高らかに両手を天に掲げた瞬間には、脳内から快楽物質が分泌されることを知っている。

それでは、まったくロードバイクに乗らずに速くなる方法はどんなものがあるのだろうか?

①機材への投資
②メンタルトレーニング
③イメージトレーニング
④食事による肉体強化
⑤日常における筋力基礎トレーニング

とりあえずパッと思いついたのはこんなところだ。
これがどの程度タイムに影響するのかを考えてみたい。

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