2011年11月11日

もし1ピースのリアディレーラーハンガーが折れたら

アルミフレームの台頭期や廉価版のスポーツ車のリアディレーラーハンガー(リアエンド)は,
交換補修が出来ないワンピースエンドであることが多い。
アルミニウム自体は非常に脆く、溶接も困難なため、落車などで曲がったり折れたりしたリアエンドの補修方法は、スチールフレームのようにそう簡単には見つからない。

しかし、そんななかでも比較的あっさりと機能を回復させるパーツがあの世界のシマノから、
しかも数百円程度で販売されている。


・シマノパートNo.
Y52U98010
・製品名
リアディレイラーブラケットユニット

2011年11月5日

Panasonic OSS2 (2012POS)





















前回フィクションサイクルで組み上げたこともあるパナソニックOSSだが、モデルチェンジで改良されたものが、サイクルモード2011で公開されていた。

おそらくまだプロトタイプだと思われるが、一番の問題点であったドロヨケのクリアランスが適正化されており、細かい点ではラグ変更、パイプ材変更、シートステーの巻きステー処理など、前回文句を言いながら組み立てた部分が、まるでどこかで聞かれてたかのごとく修正させている。
これならフレーム単体でなく、安心して完成車注文が出来そうだ。

またPOSの新カラーと新パターンの情報があった。

新カラー32色




















新パターン①




















新パターン②




















あくまでショーモデルはプロトタイプ。
去年も各メーカーに騙された経験があるので、とりあえず参考までに。


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2011年11月4日

サイクルモード インターナショナル2011




















サイクルモードとは

日本最大の自転車エンターテインメントショー

「サイクルモード インターナショナル」は、スポーツタイプの自転車をはじめ、フレーム、パーツ、ウェア、バッグなどの2012年モデルが一堂に会し、且つ最新モデルの自転車に試乗することができる、コンシューマーを対象にした日本最大のスポーツ自転車総合展示・試乗会です。
本イベントの最大の魅力は、何と言っても数多く集まる最新モデルの自転車の乗り比べができること。ロードバイクやクロスバイクをはじめ、マウンテンバイクやシングルスピード、そして今や人気も注目度もうなぎ上りの電動アシストスポーツ車など、その試乗車数は昨年より大幅に増加!心ゆくまでスポーツバイクの試乗を堪能できます。ドレスアップやチューンナップのための各種パーツ類や、街乗り用のカジュアルウェアやサイクルジャージ、はたまた可愛い自転車グッズも豊富に揃い、各種イベント情報も満載!きっとアナタは、色とりどりの自転車の世界の虜に!

http://www.cyclemode.net/

今日が開催初日となるサイクルモード2011
サイクルショーが衰退して消滅してから、体感できる自転車イベントとして国内で最大の規模を誇っている。
内容としては上記の通りだが、人気ブランドと言いつつも、ジャイアント、スペシャライズド、キャノンデールなどの有名メーカーは大人の事情により出展していない。
また反対に、出展のハードルが下がったのか、メーカーではない問屋業者の出展が目に付くようになった。
中にはブースの奥から中国語でのやり取りが聞こえてきて、まるで衰退期のサイクルショーの再現を見ているような気もしたが、今年も来場者は6万人超えの予想とのことで、しばらくは安泰そうだ。

全体の感想としては去年と大差なく、各メーカーのブースも更に立派なものになっていた。
自転車界は不況の影響も関係ないと思わせるような、贅を尽くした展示の数々を記載する。

KEIRINコーナ(特設ミニバンク)



















コルナゴ/COLNAGO



















オッソ/OSSO(国際貿易関西)



















フジ/FUJI



















ダホン/DAHON








































アンカー/Anchor(ブリヂストンサイクル)





















昨年2階建てブースで展示の新時代を築いたブリヂストン勢が今年も良い意味で期待を裏切ってくれた。
もはや「家屋」と言っても通用する白を基調とした外観に、限りなく展示台数を抑えたシンプルな内装。
しかも白一面の内壁にはアンカーのロゴや文字は無く、小さな説明の文字があるだけという、まさに日本のスポーツメーカーのトップに君臨する者の為せるワザと言えるだろう。

いや、やはりもったいない気もする。
ちなみにこのような大型の展示物は移動することができないので、外壁などの大部分はイベント終了後に小型重機で破壊するのが一般的だ。
大阪インテックスで見れるのは残念ながら同じものではない可能性が高い。

そして最後は安心の日本ブランド
不変的なすばらしさがある。

MKS/三ヶ島製作所(2011)



















参考までに過去の三ヶ島製作所ブース
http://www.mkspedal.com/hitokoto/hitokoto.htm

2010年サイクルモード











2009年サイクルモード











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2011年10月10日

LOUIS GARNEAU(ルイガノ) LGS-CCT 2005




















ルイガノ LGS-CCTは標準的なシクロクロスバイクの入門グレードとして2003~2007年まで販売されたモデルで、年式によって仕様はやや異なるが、ツーリングやポタリング用として人気があった。
メーカーもそれを知ってか、2008年よりモデル名がLGS-CTと変わり、フレーム素材がアルミからクロモリへ、そして古きツーリング車を思わせるクラッシクなコーディネートとなっている。

その中でも異色だったのが2005年モデルで、シクロクロスでは基本的に使用しないサスペンションフォークが採用されている。
ドロップハンドルにサスペンションという組み合わせは現在ではLGS-RAC DTなどに継承されているが、当時としては珍しく、クロスバイクの進化の過渡期に見える亜種であったと言える。

今回はN氏からのオーダーで、この自転車を通勤やちょっとしたツーリングに使えるような仕様にカスタムしてほしいという要望があった。
正直なところ何年にも渡り使い込まれた実車を目の前にしたときは、「これは新造したほうがいいんじゃ・・・?」というほどにフレームはねずみ色にくすみ、パーツは消耗の限界を向かえ、ホイールの歪みがひどく、自走不能状態であった。
しかし、数々の旅などの思い出が残るこの自転車をなんとか生き返らせてほしいと言われ、請け負うことなった。

LOUIS GARNEAU LGS-CCT 2005 カタログ仕様

LOUIS GARNEAU LGS-CCT 2005 カスタム仕様

リペア内容
・フレーム軽研磨(汚れが固着していて塗装が溶けるほどの溶剤でないと除去できなかったため)
・前後ホイールのスポーク、ニップル交換(歪みはスポーク折れが原因)
・塗装面、ロゴ部分のタッチアップペイント
・その他、消耗品全交換

カスタム内容
・コンポネートはギア比と市街地での取り回しを考えMTBコンポへ変更
・サスペンションフォーク→リジットフォーク
・ドロップハンドル→バーハンドル
・本所製アルミマッドガード取り付け
・Fキャリア取り付け
・スプリング式サドル

クリーニング風景(機械で研磨できない溶接部分は溶剤を使用している)

マッドガード用スペーサーと皮パッキン



















32Cタイヤと隠し止めのマッドガード

























ハンドル周り

グリップはfi'zi:k/フィジークのバーテープを使用。
グリップ幅を長く取ることができ、バーハンドルながらポジションに選択のゆとりを与える。
そのためブレーキレバーは4フィンガータイプに変更。

ステム周り

コラムスペーサーとカンチアウター受けはイタリアのトリコロールをモチーフとしてコーディネート。
ルイガノの発祥はカナダだが、今回はいろいろ事情がありイタリアとなっている。

リペア/カスタム費用
フィクション価格 ¥31,500(工賃、消費税込)

※フィクションサイクルは自転車店ではないため、一般の方の持ち込み修理は行っておりません。

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コンパクトデジカメで満月の撮影


失敗例



















満月は想像以上に明るい。
マニュアル操作の出来ないデジカメだと苦労する。

撮り方は一言で言えば、シャッタースピードをひたすら上げること。

上げる方法がないカメラの場合、次のような方法で撮影することが可能。

1:デジカメのシーン選択で「風景」を選択する。
マニュアルフォーカスで設定できないときは「風景」を設定すればフォーカス∞と同じとなる。

2:ズームを最大にする。
月は肉眼で見るより圧倒的に小さく写るので光学ズームでできる限り拡大する。
ズームしていないと、あとあとトリミングしても画素の関係で大きく引き伸ばすことができない。

3:ストロボをONにする。
これはまさに苦肉の策だが、カメラが暗いと判断すれば必然的にシャッタッスピードを下げようとしてくるため、ストロボをたくと見せかけて無理やりシャッタースピードを上げる。
当然ストロボは前もって遮蔽物(光を通さないもの)で覆っておくこと。

4:タイマー機能を使い撮影する。
月は明るいが、非常に遠いためちょっとの手振れが大きく影響するのでタイマーを使用する。
三脚がない場合はカメラを手に持たずに上手く固定して置く方法を考えましょう。

成功例



















光学4倍ズームではトリミングしても、このあたりが限界。



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