2011年9月19日

Canon PowerShot S95の不思議

最近のハイエンドコンデジのトレンドはRAW(ロー、ロウ)形式で撮影できるかどうか、という話を良く聞く。
生データ(加工前の原石のようなイメージ)が残せるため後からの調整が利くのがメリット。
特に小さいデジカメでちょこちょこダイアルをいじっているうちにシャッターチャンスを逃してしまうリスクを考えれば、RAWで撮影して、自宅でゆっくり大きなモニタを見ながら現像したほうがいいのかもしれない。

今回問題が起こったのは、撮影したRAWデータをそのままPicasaに取り込んだ時だった。
強烈にシャドーが利いており、レンズ自身の歪みがそのまま出てしまったような独特な仕上がり。
かなり黒潰れしているが、トイカメラのようで気に入っている。
ためしに他の現像ソフトを試したが特に問題はなく普通だった。
つまりPicasaが原因なのだが、偶然の産物なので再現性が問題か・・・

PowerShot S95 + Picasa 晴天の雲




















PowerShot S95 + Picasa ハイライトとシャドー

PowerShot S95 + Picasa ビルの歪み


RAW自体がまだ各社の独自企画による部分が大きいため、仕方ないとは思うが、
まぁ、写真というものは偶然で撮れるものなので、これはこれでよしとする。

個人的には容量の大きいRAWファイルを持て余してしまうので、当面は使う予定はない。
常にベストを狙ってダイヤルをクルクルしていたほうが、楽しいかなぁ、なんて思ったりして。

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