2011年9月24日

街で見かけたスイス軍用自転車

もう一世紀以上も前に完成されたスタイル。
現在の自転車とも共通点が多く、当時の先見性に驚く。

調べてみたところ、なんと初期モデルは1905年製
しかもロングセラーだったようだようで、大きくは2モデルしか存在しない。

・MO 05 1905~1990年代半ば (様々な仕様が存在すると考える)
・MO 93 1993~1995年頃まで (マグラ油圧ブレーキなど、わりと近代的MTB風)
2001年の自転車部隊の解隊とともに引退した。

Wikipedia(英語)
http://en.wikipedia.org/wiki/Swiss_army_bicycle

MO 05 Swiss Army Bike




















比較的新しいモデルらしく、ブレーキはフロントがロッド、リアはコースターブレーキにワイヤー式の
バンドブレーキが追加されるかたちになっている。
資料によればリアブレーキのワイヤー化は1941年頃から。
共通点が多いながら、まったく違っている部分もある。
実用車でよくあるロッドブレーキだが、引っ張るのではなく、
押し出すことで、ブレーキシューとタイヤを擦り合わせ制動する構造。
やや大胆すぎて心配になる。

やはり悩みどころは交換用のブレーキシューではないだろうか?
構造上、減りが早そうだし、軍用自転車の補修部品を扱っているお店を見たことがない。

MO 05専用 交換用フロントブレーキパッド














フィクション価格 ¥315,000(税込)    ・・・これだけあれば現地まで買いにいけるか?
※上記価格はスイスまでの旅行費用となっております。当店では販売や輸入代行などは一切行っておりません。


バルブは英式。
スポーク穴もなかなか凝った位置に空けられている。
しかも軍用というだけあって現代風のブラックスポーク。


詳細はわからないが、おそらくイギリス式の自転車だろう。
オールドラレーの雰囲気もある。
しかし、なんと言ってもカッコいい。
日本のメーカーもレトロ調なんてモドキをやめて、
質実剛健なファッションモデルを作ったらどうだろうか・・・。


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