2013年9月1日

未来の「スポーツ電動アシスト自転車」はこうなる予想 【後半】

前半ではこれまでのスポーツEBの歴史を振り返ってみたが、ここからは未来のトレンドについて予想してみる。


未来の「スポーツ電動アシスト自転車」はこうなる予想 【前半】
http://fiction-cycles.blogspot.jp/2013/09/future-forecast-of-electric-bicycle1.html


まずユニットの種類と搭載位置についてだが、自転車乗りでなくとも、重量物はセンターにそして限りなく低い位置に置くことが定説となっているが、電動アシスト自転車も例外ではない。
その点において、現在主流のパナソニックやヤマハ/ブリジストンはかなり良い線を行っている言って間違いない。
それぞれメリットとデメリットが考えられるが、大きく分けて3つのタイプに分類される。

センターモーター

メリット:
重量物が中心に来るため理想的な重心としやすい。
トルクセンサーとモーターが一体化できる。

デメリット:
完全に専用設計のフレームが必要。
フロントに変速機構を組み込めない。
※ただし新型ボッシュユニットは組み込める。

未来の「スポーツ電動アシスト自転車」はこうなる予想 【前半】

電動アシスト自転車が市販化され早20年。
最初は高齢者向けのイメージが強かったが、徐々に市民権を獲得していき、ついにもっとも縁遠いスポーツの世界でも脚光を浴びつつある。

スポーツなのにアシスト?というと拒否反応を起こす人も多いだろう。
特に日本人はこの点で固定観念が強く、なかなか受け入れられないことが予想される。
しかし海外に目を向ければ、“楽しめれば何でも良い”といった思考が強く、すでに様々な電動アシストスポーツ自転車がリリースされている。

そもそも日本でスポーツ車が普及しない理由として、ママチャリ文化が根強いことが挙げられる。
自転車マニアでもない一般人に、「自転車を想像してください」と言ってみたら、おそらく90%以上が“ママチャリ”を思い浮かべるだろう。
そしてその用途はといえば、「ちょっとそこまでの移動手段」が大半だろう。
これは自転車に限らず、日本人の文化特性なので仕方ないが、モータースポーツにしても何にしても、欧米諸国に比べて「それ“そのもの”を楽しむ」といった意識はそもそも低いのである。

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