目的地までは電車などの公共交通機関を利用し、そこから自転車でスタートするというものだ。
その歴史において、古くは競輪選手が遠征試合の時に、行っていた行為が広く一般に浸透したものであり、実は輪行という言葉の語源は、読んで字の通り、「自転車で走って行く→輪で行く」という自走を差したものだと言われている。
鉄道による輪行の歴史かつて、交通機関として自転車と電車は競合するとして、競技の道具と明確化できるアマチュア登録選手、競輪選手にしか輪行が許可されなかったが、日本サイクリング協会が「趣味としてのサイクリング用」として認知させることで一般サイクリストにも道を拓いた。許可制だった当時は、日本サイクリング協会会員のみの許可(会員証提示)、更に帆布製の輪行袋を使用する事が義務づけられていた。その後、会員証提示の廃止を経て、運輸省(当時)からの通達を受け、1999年1月1日以降、JRと営団地下鉄(現東京メトロ)については、手荷物料金が不要となり、自転車を無料で持ち込めるようになった。一方で、私鉄は、手荷物料金が必要な事業者と無料の事業者に対応が分かれている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/輪行