2011年10月2日

Panasonic HURRYER(ハリヤ) BE-EPH672F

スポーツタイプ電動自転車の先駆者、パナソニック ハリヤ。






































初代ハリアはレギュラーヘッドに細めのフレームという仕様だったが、
この二代目ハリアではオーバーサイズのインテグラルヘッドに変更されており、部品の調達が安易になったことから、フォーク交換に始まり、ホイール、ブレーキ、ハンドルといった各所にカスタムが施された車体を多く見るようになった。
もちろん電動自転車と一般自転車では法律の観点からも別物なので、フルカルタムとはいかないが、
ご法度であるギア比、ユニットあたりの改造を除けば、概ねカスタムは可能である。

なぜ今更2008年車なのか?という疑問もあるが、フレームが一番スポーティーなのがこの年式だけなのだ。
2009年からはワイヤーインフレームのため、見た目がさらに太くなっておりMTBっぽさは失われている。
ユニットのマウント規格は現行車まで共通なので、新レギュレーションユニットへの換装も可能だが、法律に接触すると思われるため、個人の判断に委ねる。
またリアエンドは135mmのMTBコンポネートとなるため、9速など様々なスプロケットを使用できるが、これも道交法の観点から、トップギアを一段殺す等の配慮が必要だ。

BE-EPH672B 市販状態




















BE-EPH672F カスタム




















BE-EPH672F ユニット部




















このハリヤは「フリーライド」+「電動自転車」=「エポックメイキング」
を狙ったもので、何度か仕様変更を行い、パークやトレイルに持ち込んだ。
トレイルでは驚異的なパワーを発揮し、担ぎセクションすら登ってしまった。
しかし、トラクションを稼ごうと後ろ体重にすれば前輪が浮いてしまうなど、未知の乗り物に対して苦戦したが、最終的には衝撃などでユニットのエラーで度々アシスト停止の状態となり、まだ時期尚早であったことを思い知った。

しかし先人たちはこんなことにもめげず、よくもまぁ山に登ったものだと関心してしまう。

マウンテンバイクの歴史(Wikipediaより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF
1970年代後半にアメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のマリン郡で、ヒッピー達がビーチクルーザーや実用車などに太いタイヤをつけ、急勾配の山を下りタイムを競った遊びが始まりと言われている。同時期に北カリフォルニアでも同じ遊びが発生していたが、一般的にマリン郡がマウンテンバイク発祥の地とされるのは、同郡マウント・タム(タマルパイアス山)で行われていた当時最大のレースによるところが大きい。

初期の改造ビーチクルーザーは必ずしも完成度は高くなく、あまりの重さで変速もないために山に登る時は押して歩き、下り坂で乗って遊んだが、そのたびに車輪がゆがんだり外れたりしたものだったらしい。またこのような新しい自転車はまだ名前などなく、各自が「クランカー(clunker -「ガラクタ」の意)」「バルーナー(balooner)」「ボマー(bomber)」と様々に呼んでいたらしい。


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2 件のコメント:

  1. はじめましてヤフー画像検索より飛んできましたUeeeee!!と言います。
    私も今、ハリヤをカスタム中なのですがfiction-cycles様のハリヤのクランク、チェーンガードは
    シマノのどのモデルを使用されていますか?教えていただければ幸いです。

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    1. クランクは今はなきFC-2200です。
      チェーンガードは同じくシマノのアルフィーネ用をインナー側に装着しています。
      余談ですが、現在スクエアタイプのクランクの入手がかなり困難です。
      完成車外しの廉価版を狙うのが得策かと思います。
      また、MTBの4アームはQファクターが広くなりすぎ、ボトムが低い電動自転車だと、車体を傾けた時に路面にペダルが接触する危険性が高くなるため、クランク長さ165~170mm、シングルもしくはダブル用の5アームがオススメです。

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